セラピストとして、
女性のお悩みを聞く中で、
改めて感じることがあります。

職場でも、家庭でも、
「なんにも悪くない人」が
誰かの八つ当たりや職場のストレスを
まるで当然のように受け止めさせられている。
そんな構造、本当におかしいと思うんです。

疲れて帰ってきたパートナーにあたられたり、
自分には関係のないトラブルの
後始末をさせられたり。
でもそういうときほど、
周囲は見て見ぬふりをして、
何もしない人のほうが、
お金や評価だけを持っていく。
そして、何かあったときには、
さも自分は関係ない顔をして、
嘘をついたり、被害者ぶったりする。

結局、空気を読んだり、物事を俯瞰してる人、
傷ついても黙って飲み込んでしまう人に、
“ゼロ円で感情の後処理”をさせている社会って、
どこか、もう限界なんじゃないかと感じます。

でも、そんな静かに支えてくれている人たちこそ、
この世界をギリギリのところで回してる。

だったら、ほんの少しでもいいから、
「感謝」と「報酬」が
その人たちにまわるような、
そんな優しい仕組みに、変わっていってほしい。

優しさや思いやり、
誰かと一緒に生きていくという感覚。
そんな“共生の交差点”を
僕は、もう一度みんなで
取り戻したいと思っています。

一緒に、そんな社会を
再構築していけたら嬉しいです。

＊ 広臣 - HIROOMI - ＊