何かに傷ついたりした場合、そこから立ち直る力のことをレジリエンスという。仕事で失敗した、友達と喧嘩した、忘れ物をした、失恋した、セラピと剥がれたなどの気持ちの落ち込みがあった時にそこから立ち直る力のこと。これには個人差があって、同じ出来事であっても回復に何年もかかる人もいれば数日で立ち直る人もいる。

この差は何かと考える。回復力の高い人は同じような経験を積んでいることがある。この感覚はあの時に落ち込んだときと似たような感覚だな。だとすると時間が経てば記憶が薄れてきて回復するだろうなという予想を立てられる。

もしくは誰かと飲みに行って笑い話にしてしまえば傷が癒えるということも知っているかもしれない。

対処法もたくさんある。病院へ行ってカウンセリングを受けるという方法もあるだろう。海外や遠くへ旅行へいく。自然に触れる。別の推しを見つける。趣味に没頭する。などなど。それぞれの対処法があるだろうし、この引き出しが多い方が回復しやすい。

あとは回復するためには社会の仕組みを知っていることも重要。自分が社会のなかでどういう立ち位置にいるのか。ブラック企業で働いている人は自分がブラック企業で働いていることに気づけない。また、ブラックセラピストに沼っている場合にはブラックセラピストであることに気づけない。

まとめると、失敗を経験したことが多い人ほど回復力が高い。そして回復するための対処法の引き出しを増やすことと、自分の置かれている状況を把握する力が必要。