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7/24 09:08 UP! 官能のすゝめ JUNGYO(ジョンヨ)(25)

JUNGYO(ジョンヨ) 官能のすゝめ
僕は官能小説を読むのが好きです。
モノによりますが
静かでしっとりとしたものが多いです。


その静かな文章の中でも
一文で体温が変わるような感覚に出会えることがあります。


文章には書き手の意思が残ります。
官能小説に於いて言えば
「俺はココにリビドーを感じるんだ」
という、書き手が魅せたい"癖"が表れます。


例えそれが特殊な癖であっても
「分かれ!これが俺の性癖だ、芸術だ!」という熱意。
熱意が込められた作品は人の心を動かします。
官能小説であれば、それは人の性癖をねじ曲げることも。


何がエロく感じるかって、人によって全然違う。
性癖って200色あるんです。
その色を主張し、塗り広げていく芸術が官能小説です。


また、官能小説の楽しみ方として
エロの構築の参考にもなります。


僕はエロを感覚でやるものというより、
組み立てていくものとして捉えています。


どこをどう触れたら、
どこで少し引いたら、
どんな言葉を選んだら......
その人の奥まで届くのか。


観察して、反応を見て、微調整して、
少しずつ“その人だけの快楽”を設計する感覚。


それはもう、ちょっとした建築に近い。
官能小説が“言葉の設計”なら、
僕の性感は“身体の設計”かもしれません。


だから僕は、今日も官能小説を読むし、
目の前の身体に、静かに指を這わせるのです。


その奥に、まだ知らない色がある気がして。


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