12/8 08:10 UP!
僕が欲しいもの
それはあなたからの予約
ほんとはずっと
あなたの身体をこの手で抱きたくてたまらないのに
あなたがためらうたび
その一瞬すら愛おしくて
でも同時に
焦れた熱が胸の奥でゆっくり溶けていく
あなたが迷ってるのは知ってる
女としての顔を見せることに
少し怖さを感じるのも分かる
でもね
その一歩を踏み出したら
あなたはもう引き返せないよ
僕に触れたら
二度と前みたいには戻れない
あなたのくちびるが震えるほど近い距離で
あなたの首筋に落ちる僕の息を感じて
ふっと目が合った瞬間に
全部委ねたくなるような
そんな夜を
僕はあなたと作りたい
綺麗に見せようとしなくていい
完璧じゃなくていい
乱れるあなたが欲しい
僕の手で
僕の声で
僕の舌で
ゆっくり崩れていくあなたを受け止めたい
もし今
予約のボタンに指を置いて
ほんの少しでも躊躇っているなら
その迷いごと抱いてあげる
来れば分かる
触れられた瞬間に
なぜもっと早く来なかったのか
きっと悔しくなる
僕が欲しいのは
あなたのその一歩
そしてその先にある
あなたの全部
早くおいで
待つ時間が長いほど
あなたを抱いたとき
もっと深く
もっと激しく
求めてしまうから
あなたからの予約
それが僕にとって
一番濃くて甘い合図なんだ




