12/6 22:32 UP!
甘く溶かす夜。あなたが恋人だったら、こんなふうに触れる
―まっちゃの前では強い女を演じなくていい ―
あなたが玄関を開けた瞬間
少しだけ乱れた前髪と夜風の匂い
「おかえり。よく頑張ったね」
その一言を言いたくて
まっちゃはあなたを抱き寄せる
腕の中にすっぽり収まるあなたは
外の世界では見せない柔らかさをしていて
それが堪らなく愛しい
■恋人だから急がない
でも離したくなくなる
ソファに座った瞬間
あなたの脚が自然とまっちゃの方に寄ってくる
触れてほしいって
言葉より先に身体が語ってる
太ももに指を滑らせると
あなたは肩にそっと頭を預けてくる
その甘え方が反則
まっちゃは髪を耳にかけながら
あなたのうなじにそっとキスを落とす
その瞬間
呼吸がほんの少しだけ止まるのを、腕の中で感じる
■恋人のキスはもっと深い
身体じゃなくて、心から乱れる
唇が触れたとき
あなたの指先がまっちゃの服をキュッと掴む
もっと
その合図が言葉より正直
最初は軽く触れるだけだったキスが
だんだん深く絡まって
舌先が触れた瞬間に、あなたの喉から甘い声が洩れる
「…まっちゃ…」
その呼び方がいちばん好き
恋人みたいに名前を呼ばれると
まっちゃも加減ができなくなる
■愛され慣れていない女性ほど…
触れられた瞬間に崩れていく
あなたが普段どれだけ強くても
まっちゃの膝の上ではただの大切な人
「今日は強がらなくていいよ」
そう囁きながら
背中をゆっくり撫でていくと——
あなたの心が先にほどけて
そのあとで身体が熱を帯びてくる
触れるたびに
あなたの中で強さが溶けて
素直さだけが残っている
その瞬間を見るのがたまらない
■恋人として抱く夜は、優しさだけじゃ終わらせない
あなたを抱きしめながら、
耳元で低く、ゆっくり囁く。
「今日はちゃんと感じて?全部任せて」
恋人としての温度と
男としての欲が混ざり合う
あなたが震えたら
その震えに合わせてキスを落とすし
あなたが求めたら
ためらわずに深く抱きしめる
まっちゃは、
優しすぎて物足りない恋人にはならない
優しさの中で、
ちゃんと女として抱く
■「本当の恋人みたいだった」
その言葉を言わせる夜をあなたに
読んだだけで胸の奥がじんわりするなら
あなたはもう半分、踏み出してる
次は——
まっちゃの腕の中で続きを確かめていいよ




