女性専用風俗(女風) 新潟秘密基地 (出張専門) | 新潟秘密基地物語 第二章:心が動き出す夜 第13話『彼の手が覚えている温度』

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日付:2026年06月03日 (水) 14:28

新潟秘密基地物語 第二章:心が動き出す夜 第13話『彼の手が覚えている温度』

潟秘密基地物語
第二章:心が動き出す夜
第13話


― 彼の手が覚えている温度 ―

人は不思議なものだと思う。

最初は緊張していたはずなのに、
今ではこの場所へ向かう時間さえ楽しみになっている。

仕事を終え、
夜の街を歩きながらスマホを見る。

予約時間まで、あと少し。

それだけで自然と足取りが軽くなる。

「こんばんは」

扉を開けると、
いつもの笑顔がそこにあった。

「お疲れさまです」

その言葉を聞くだけで、
一日中張り詰めていた気持ちが少しずつほどけていく。

不思議だった。

特別なことを言われているわけじゃない。

でも彼の声には、
どこか安心できる温度がある。

ソファで少し話をしたあと、
施術が始まる。

部屋には柔らかな照明。

静かな音楽。

オイルの優しい香り。

そして彼の手。

肩に触れられた瞬間だった。

「あ……」

思わず小さな声が漏れる。

まだ何もしていない。

ただ肩に手を置いただけ。

それなのに、
胸の奥が熱くなった。


彼は少し笑った。

「やっぱりここですね」

そう言いながら、
ゆっくり肩をほぐしていく。

「え?」

「いつも一番疲れてる場所」

その言葉に、
思わず彼を見る。

覚えている。

彼は覚えていたのだ。

私の体のことを。

肩が張りやすいこと。

首が疲れやすいこと。

力が入りやすいこと。

何十人、
何百人と接しているはずなのに。

その中の一人でしかないはずなのに。

ちゃんと覚えていてくれた。

その事実が、
胸を締めつけるほど嬉しかった。


施術が進むにつれて、
体がゆっくり軽くなっていく。

でも今日は、
それ以上に心が落ち着かなかった。

彼の手が触れるたび、
思い出してしまう。

“覚えていてくれた”

その事実を。


「最近少し頑張りすぎてません?」

彼が静かに言う。

「わかるの?」

「わかりますよ」

即答だった。

その優しい声に、
また胸が苦しくなる。


彼の手は不思議だった。

ただ技術があるだけじゃない。

触れられると、
安心する。

触れられると、
自分が大切にされている気がする。


施術の途中、
ふと目が合った。

最近、
目が合うことが増えた気がする。

前なら逸らしていた視線。

今は少しだけ、
見つめ返してしまう。


彼が微笑む。

「今日は少し元気そうですね」

「そうかな」

「そうです」

優しく言い切る。

その表情を見ているだけで、
胸が温かくなる。


時間はあっという間だった。

いつも思う。

ここだけ時計が早い。

もっとゆっくり流れればいいのに。


帰る準備をしていると、
彼が何気なく言った。

「次も肩ですね」

思わず笑ってしまう。

「そんなにひどい?」

「僕がちゃんと見てますから」


僕がちゃんと見てますから。

その一言が、
胸の奥に深く残った。


外へ出る。

夜風が頬を撫でる。

空を見上げると、
星がひとつだけ見えた。


きっと彼にとっては、
何気ない言葉だったのだろう。

何気ない施術だったのだろう。

でも私にとっては違った。


覚えていてくれた。

私のことを。

私の疲れ方を。

私の癖を。

私の温度を。


それだけで、
こんなにも嬉しくなるなんて。


その夜、
ベッドに入っても眠れなかった。

思い出すのは、
彼の笑顔ではなく。

彼の言葉でもなく。


肩に触れた瞬間の、
あの温かい手。


まるで、
私のことを覚えているかのような手。


そして私は、
少しだけ期待してしまう。

次に会える日を。


 彼の手が覚えている温度

人は誰かに覚えていてもらえるだけで、
救われることがある。

それが、
自分にとって大切な人ならなおさら。

新潟秘密基地

そこは、
心だけではなく、

“温度”まで記憶してくれる場所。


次回予告:第14話
― 秘密の会話 ―

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